エッセイ

育休4年は正解だったのか、今も少し分からない

会社の後輩たちに、よく聞かれることがあった。「育休4年連続ってどうでしたか?」「一度復帰して2年ずつと、どっちがいいですかね?」そのたびに、少しだけ言葉に詰まる。結論から言うと、家庭の状況によると思う。親が近くにいるか、夫がどんな働き方をし...
エッセイ

食べない子にイライラしてしまう、本当の理由

私には、自分が回復してきても、ずっと消えない最大のストレスがある。それは、下の子がご飯を食べないことだ。⸻最近はもう、見守るしかないのかなと諦めていた。食べないなら、食べないでいい。好きなものだけでも、なんとか食いつないでいければいい。そう...
エッセイ

ピアノの宿題をやらなかった日

上の子は、ピアノを習っている。始めてから、ちょうど1年くらい。でも最近、宿題をやらなくなった。どう声をかけたらいいのか、ずっと悩んでいた。⸻娘は言う。「ピアノは好き」「先生も好き」「でも宿題は嫌」その言葉を聞いて、私はまず、ピアノが嫌いにな...
エッセイ

私は、反抗期がなかった子だった

「うちの子、反抗期なかったのよ」その言葉を聞くたびに、私はどこか安心していた。反抗期がないことは、いいことなんだと思っていたから。親を困らせない。素直で育てやすい。それが理想なんだと思っていた。なぜなら、私自身もそうだったから。⸻でも、子育...
エッセイ

「もっと楽しんで」が、一番難しかった

4月1日のこと。少しだけ、前に進めた日だった。子どもたちも、無事に進級した。そして私も、この日ひとつ、新しいことを始めた。ずっとやってみたいと思っていたnoteに、初めて記事を投稿した。「やりたい」と思っていたことを、一つ形にできたことが、...
人生再設計

新しい私の証

―― 第七章 ⑦ ――私は、ずっと分からなかったものの正体に、やっと辿り着くことができた。“過去に作られた自分”この答えに辿り着いた今、以前の私より少しだけ楽に生きられるようになった気がしている。もしかしたら私は、思っていたよりも、ちゃんと...
人生再設計

私は私の人生を歩いている

―― 第七章 ⑥ ――母になってから、ずっと思っていたことがあった。⸻私は、母になるべき人じゃなかった。⸻周りはみんな、当たり前のようにやっているのに、自分にはできない。⸻イライラして、余裕がなくて、子育てを楽しいなんて全然思えなくて、子ど...
人生再設計

アフタヌーンティーの日、私は何を手放したのか

―― 第七章 ⑤ ――先輩たちと、アフタヌーンティーに行った。きれいに整えられた空間と、ゆっくり流れる時間。でもその中で交わされる話は、思っていたよりもずっとリアルだった。⸻その日、ひとつ思い出したことがあった。⸻ついこの前、会社で使ってい...
人生再設計

夫を許せていた日

―― 第七章 ④ ――最近、ふと気づいたことがある。夫が、椅子から立ち上がるのが少し早くなった。子どもが「ママ!」と呼ぶとき。前は私が立つことが多かった。でも最近は、夫がすっと立ち上がることがある。それを見て、「あれ?」と思った。⸻偉そうに...
人生再設計

私の人格は最近できた気がしている

―― 第七章 ③ ――私は、自分の人格ができたのはわりと最近なんじゃないかと思っている。そう話したら、地元の親友に笑われた。「え?昔からちゃんとしてたよ」「普通に協調性あったよ」私は思わず「え、そうなの?」と聞き返してしまった。正直、意外だ...